5月
9
心の自転車泥棒

僕は常々好きな映画に「自転車泥棒」を挙げる。
1948年のイタリア映画で、第二次世界大戦後の貧困に喘ぐ親子を描いた作品。
イタリアが涙した。
ありったけのシーツを質に入れ、なけなしのお金をはたいて買った自転車。浮かれる父親。
しかし、翌日その自転車は盗まれてしまう。
自転車を探して街を歩き回る、父子。
自転車は結局見つからない。
魔が差した父親はセッチャを働く。
…が、即捕まり袋叩きの憂き目に。
父を許してと懇願する息子。
自転車は結局見つからない。
鑑賞後に残るやるせなさといったら、堪らないものがある。
デリケートな部分を暴かれたような、気まずさ。
万人に観て欲しい作品だ。
ところが、最近になってショッキンな事実が発覚した。
僕は、この映画を観たことがない。